このページでは、本研究室で現在取り扱っているテーマ をご紹介します。本研究室では現在、3次元仮想コミュニティへのデータベース応用と、医用画像へのデータベース応用の2つのテーマの研究を行っています。

高度コミュニティ空間

本研究室では高度データベース応用の研究として、データベースを利用した情報と空間の共有−−−「高度コミュニティ空間」の構成方式に関する研究を行なっています。高度コミュニティ空間とは、その共同社会での知識、すなわち「意味」や「意図」もモデル化し、共有・検索のできる仮想空間サイバーコミュニティです。 考案すべき事項として、

  1. コミュニティ固有の知識情報をオントロジーとして記述して共有する、
  2. 三次元空間データを共有する、

という異なる種類の情報共有をデータベースによって行わなければなりません。このためには、「見た目のデータ」に加え、「もっと深い情報」に基づいてデータ間の対応をあらかじめ取って編成・配置しておくことがその問題を解決する鍵になります。そのため本研究室では、知識―概念的存在―物理的データの3層によって表現されるグローバルスキーマの設計方法を提案しています。これによって、高度コミュニティ空間に要求される検索、更新、宣言的操作が実現可能となります。この方法論は「概念設計(Conceptual Modeling)」と呼ばれ、計算機応用、特にデータ工学の分野ではひとつの研究アクティビティとして注目されています。トラディショナルな「データベース」とはかけ離れたデータベース応用理論を導入して、高度応用システムを実際に作っていきます。

富井研究室では現在,以下の具体的な応用事例に関して研究を行っています。

紹介スライド



Graduate School of Environment and Information Sciences. Yokohama National University
Tomii Laboratory 2009